2014年11月7日金曜日

FileMakerを始める人がまず何をすればいいのか? Part2

今回は、前回の「FileMaker(ファイルメーカー)を始める人がまず何をすればいいのか」の続きです。

情報処理の基礎

FileMaker Proは誰にでもすぐに始められることが売りなんだから必要ないだろう。
そんな風に思われる方もいるでしょう。

確かに小規模で、FileMaker Serverも使わず、自分しか使わないものを作るのであれば必要ないでしょう。

これが、少人数であっても複数で使うようなものの場合、基礎がなく作っていくと、思ったパフォーマンスが発揮できないときにFileMakerのせいにしてしまします。

情報処理の基礎があれば、こういうことをするとなんで遅くなるのかが、なんとなくわかるようになってきます。

私は情報処理を勉強する前に作ったソリューションを後から見て、げんなりすることがあります。
テーブルの作り、フィールドの設定などいろいろなところで「足りなかったな」と後悔します。

そういったものは、使用する私以外の方にとってもあまり便利なものではないことが分かってきます。

では、情報処理の基礎ってなんでしょうか?

簡単に言うと、まずITパスポートレベルの知識はあった方がいいでしょう。

ITパスポートって?

IPA(情報処理推進機構)という独立行政法人が運営している国家試験です。合格すると、経済産業大臣から証書がもらえます。

ITパスポートという名前がついているので、ITの世界に踏み入るための券といったような意味になるでしょうか。

企業によっては、この試験に合格することを必須としているところもある基礎的な試験です。

合格率は50%程度なので、難しいものではありません。

ただ、こういった試験や資格を取ることに対して否定的な方もいます。私も否定的な方の考え方は理解できますし、そう思うときもあります。また、知識を持っていることを公的に証明できるという推進派の考えも理解できます。

私の場合は、自分でお金を払って試験を受けるという「崖」を作らないと真剣に勉強しない性格なので、最終的に試験を受けるようにはしています。自分はそんな「崖」を作らなくても大丈夫という方は、試験を受けなくても、勉強するだけでいいと思います。

また、ITパスポートはITの知識だけではなく、社会人として必要な経営的な知識や考えについても出題されますので、全体的に勉強して損はありません。


さらに次へ続きます。

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